劉氏視聽動訓練メソッド

感覚統合の療法は3つぐらい行きましたが、最終的にうちの息子には
劉氏視聽動訓練メソッドが一番合っていると感じて、現在も続けています。

劉氏視聽動訓練ホームページ

劉氏視聽動訓練は台湾全土に10校の分校があり、中国大陸にも5校の分校があり、
台湾でも屈指の規模の療育の教室だと思います。

1979年に子供の能力開発や学習障害児の訓練教室として、創始者の劉弘白博士が
設立して、40年近い歴史とノウハウの積み重ねがあります。

現在は、劉博士の二人の息子さんと娘さんも運営陣や講師として参加しています。
皆さん米国の大学院で教育学の修士や博士号を取得しています。

実は、劉式の噂は以前から聞いており、子供が3歳ぐらいの時に自宅の近くで
元劉式の先生が個人で体操クラスを行っていたのですが、その先生のクラスを一度、
体験入学した時に、とてもスパルタ形式に感じたので、しばらくは避けていました。

その体験入学では、とにかく1時間ぐらい休みなしで、子供がだらけても
先生は助け起こしたりせずに、「ほら、立ちなさい!」と大きな声を
かけたりして自分で立たせ、決して甘やかさずに、とにかく子供に
体力をつけさせるという方法でした。

体験クラスの後に、先生に言われたのは、
「とにかく、いま厳しくして規律と体力をつけておかないと、今後子供が、
規律を覚えるのが難しくなる。週4回は来た方が良い」と言われました。

私は、その通りだと思いましたが、うちの奥さんは敬遠して
結局は行かなかったのですが、その後、病院付属の療育教室でのママ友から
劉式の本部校に通って、1か月通って子供がしゃべれる様になったという事で、
強く推薦されたので、うちの子供も劉式にいかせる事にしました。

劉式の分校では、それほどスパルタでなく、また体操だけでなく、
知育や感覚統合トレーニングも行っているので、好印象を持ちました。

また、1回で40分を二クラス取る事により、子供を1時間半ぐらい預けられるので
親が自分の事をする時間も取れる点も良い点です。

多くの療育関連のクラスは大体1時間で、2時間弱ぐらい
子供をあづけられるところはあまりありません。

我々が通っている分校は、ビルの2階と3階のフロアを全部劉式が使用しており、
3回が事務所で2階が教室ですが、運動スペースと、各パーティションで仕切られた
勉強コーナーがいくつもあります。

運動スペースには、よじのぼるネットや雲梯やトランポリン等の設備があり、
ボールや縄跳び等の道具もおいてあります。

ベーシックセオリー

VAS教育メソッドという独自のセオリーを中心に子供の能力開発を指導しています。
VASというのは、Visual, Auditory, and Sensory-Motorの略です。

基本的には、一人の先生が2、3人の子供を50分間指導する形式ですが、
追加料金によってマンツーマンを依頼する事も出来ます。

マンツーマンだと50分で1200台湾ドル、二人で800ドル、四人で400ドルですが、
四人でやっているのは見た事がありませんので、三人ならお得だと思います。

元々、劉式は子供の総合的能力開発方法であって、
自閉症や発達障害の療育だけを対象としている訳ではありません。

ですので、劉式の建物に行くと、普通の子供も障害のある子供も
同じフロアでそれぞれのメニューを先生と一緒にこなしています。

劉式では、知能の発達だけが、子供の成長や発展の尺度とはとらえていません。
子供の知能と年齢は、必ずしも子供の学習能力や行動能力を適切に反映してない
ので各能力の向上を目指す。

劉式でいうところの学習能力とは、聴覚的および視覚的な知覚における鋭敏さ、
および迅速な反射作用を兼ね備えたもので、感覚を総合的にトレーニングする
というセオリーです。

ABAと似ている部分もありますが、その着眼点は少し違います。
例えば、ABAは、社会的相互作用の能力や言語障害の改善に重点を置いていますが、
劉式ではこれらの特徴の背後にある根本的な理由に対処しようという考えです。

1、視覚を通した認識 (Visual)
2、聴覚を通した認識(Auditory)
3、運動能力(Sensory-Motor)

視覚を通した認識のトレーニングとは、パズル等で色や形を認識したり、
クレヨンで線や丸を書いたり、紙の上で迷路をやったりします。
運動能力のトレーニングの中にも視覚トレーニングを兼ねている
ものもあります。

聴覚を通した認識のトレーニングとは、主に、言葉の聞き取りや
聞いたことを覚えて繰り返す記憶力の訓練や、それを言葉として音に出す事も
含まれています。
運動能力のトレーニングの中にも聴覚トレーニングを兼ねている
ものもあります。

運動能力のトレーニングとしては、屈伸や腹筋等の基本運動の他、
トランポリンや平均台歩行や綱昇りやブランコなどでのバランス感覚トレーニングや
ボールを使っての投げと受け取りや床への玉つきや縄跳びやフラフープ等をして、
動的な物への視覚認識も兼ねた運動能力向上を行います。
この辺りは、一般的な感覚統合療法と重なります。

特に、動的能力トレーニングで劉式がユニークなのは、バスケットボールを
使った床への玉つきです。

100回を目途に数を数えながら、球をついたり、次のステップとして
ボールをどちらかの足でまたぎながら球をついたり、さらには両方の手で
ボールを床について数を数えたりと、大人でも難しい様な事を障害のある
子供が出来る様になるのは驚きです。

明らかに、子供の運動能力は上がりましたし、
体にも随分、筋肉がついてきたと思います。
物事の理解力や会話能力も向上したと感じます。

但し、劉式はそれなりに厳格ですので、親御さんによっては厳しいと
感じる方もいると思います。

例えば、子供がごねはじめて泣いたりしても、まずはしっかりと泣き止んで
シャキッとするまでは何の要求にも応じません。

つまり、子供をなだめたりあやしたり、抱いたりして落ち着かせるという
事はしないので、一見すると、「まずは落ち着かせないと、大人の言う事が
頭に入らないのではないか?」と思いますが、

例え、最初は大変でも、子供の要求を簡単に受け入れるようなクセが
ついてしまうと、後々、大変になるという考えです。

これは、ABA等でも同じですが、
例えば、子供が泣いても抱き上げてはいけないという事です。
だっこするという事は、「ご褒美」なので、
泣いたことにご褒美を挙げれば、今後もその方法で意思疎通を
する悪いクセがついてしまうので、
泣き止むまではだっこしないという事です。

但し、おうちで親がこれをやってみると、なかなか大変な事だと思います。
私も、とにかくまずは、直ぐにだっこしないでせめて最初に「ストップ!」と
言う様にしました。

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